鵜沢飛羽(とわ、筑波大3年)が20秒32(向かい風0・2メートル)で初優勝を飾った。

激しい雨の中でスタートを切ると、直線に入った後半に加速していき、抜けだした。優勝を確信してゴールを駆け抜けると、目を閉じて天を見上げた。「やってきたことが試合で出てくれて、今年は日本代表を目指してやってきていたので、日本選手権という大きな場で優勝することができてうれしいです」と振り返った。

5月の静岡国際では、追い風参考(2・6メートル)ながら世界選手権参加標準記録(20秒16)を超える20秒10を記録するなど、好調を維持して大一番に臨んでいた。「しっかり自分の強さをこういう大会で示していけるようにしたい」と今後を見据えた。