<陸上:国際千葉駅伝>◇23日◇千葉県総合スポーツセンター発着◇6区間(男女各3区間)42・195キロ◇天候=雨、気温10・9度、湿度75%、北北西の風1・2メートル(午後1時7分スタート時)

 ケニアが優勝。日本は最後まで首位争いを演じたが惜しくも2位に終わった。<1区5キロ=男子>

 日本学生選抜の大谷遼太郎がスタートから飛び出す。先頭で競技場を出た。3キロ過ぎ、日本の大迫傑が先頭に。ケニア、ニュージーランド、ロシアと首位集団を形成。その後ニュージーランドがスパート。13分29秒でタスキリレー。2秒遅れの2位で日本・大迫がタスキリレーした。以下3位=ロシア、4位=カナダ、5位=千葉選抜、6位=ケニア、7位=日本学生選抜、8位=ノルウェー、9位=米国、10位=ポーランド。<2区5キロ=女子>

 日本は吉川美香がすぐにトップを奪う。後ろからケニアのチェロノが猛烈な勢いで追いかける展開。3・3キロ付近でケニアが日本を抜きトップに立った。ケニアがそのまま1位で3区へタスキリレー。28分51秒。2秒遅れで日本。吉川、よく頑張った。以下3位=ロシア、4位=米国、5位=日本学生選抜、6位=千葉選抜、7位=カナダ、8位=ニュージーランド。<3区10キロ=男子>

 ケニア・ソイを日本・窪田が追う。4・6キロ付近で窪田がソイを抜いた。再びソイが抜き返す。そして並走。激しいデッドヒートを続けながら中継点へ向かう。残り500メートルで体一つリード。残り200メートルで突き放した。しかしソイが100メートルで再び抜き返し1位でタスキリレー。57分54秒。直後に2位日本。以下3位=ロシア、4位=米国、5位日本学生選抜、6位=ニュージーランド、7位=カナダ、8位=千葉選抜。<4区5キロ=女子>

 日本は尾西美咲。ケニアのジェプトゥーと並走。しかし2キロ過ぎ、尾西が遅れ始めジェプトゥーに引き離される。ケニアが1時間13分34秒で1位。30秒遅れて日本が2位。日本から45秒遅れて3位米国、以下4位=ロシア、5位=日本学生選抜。<5区10キロ=男子>

 日本は上野裕一郎。1位ケニアを追走。後ろからは3位米国が追い上げる。米国の走者はロンドン五輪1万メートル銀メダリストのラップ。7・5キロ過ぎ、日本の上野がケニアのモシマをとらえトップに立った。しかし米国も猛追。100メートルを切ってきた。アップダウンの激しい終盤。最後の下りで上野がモシマを突き放した。1時間42分50秒。日本が1位でタスキリレー。11秒遅れて2位ケニア、16秒遅れて3位米国。以下4位=ロシア、5位=日本学生選抜。<6区7・195キロ=女子>

 アンカーは新谷仁美。2・4キロ過ぎ、ケニアのチェプクルイに追いつかれ抜かれた。どこまで踏ん張れるか。4キロ過ぎ、ここまで必死にケニアに食らい付いていた新谷が遅れ始める。それでも10メートルほどの差をキープしたまま離れない。残り2キロを切った。しかしジワジワと差が広がってしまった。ケニアのチェプクルイが競技場へ入る直前にコースを間違えたが大事に至らず。チェプクルイはトラックに入ってもゴールが分からず戸惑ったような走りでスピードを緩めたが、そのままトップでゴール。2時間5分6秒で優勝した。日本は2位。3位に米国が入った。以下4位=ロシア、5位=日本学生選抜、6位=カナダ、7位=ニュージーランド、8位=千葉選抜。※タイムは速報値

 【出場チーム】日本、日本学生選抜、千葉選抜、オーストラリア、カナダ、チェコ、フィンランド、ケニア、韓国、ノルウェー、ニュージーランド、ポーランド、ルーマニア、ロシア、米国

 ◆日本代表メンバー1区=5キロ

 大迫傑(21=早大)2区=5キロ

 吉川美香(28=パナソニック)3区=10キロ

 窪田忍(20=駒大)4区=5キロ

 尾西美咲(27=積水化学)5区=10キロ

 上野裕一郎(27=エスビー食品)6区=7・195キロ

 新谷仁美(24=ユニバーサルエンターテインメント)