陸上の金栗記念第57回熊日30キロロードレースは17日、熊本市・通町筋電停前をスタートするコースで行われる。レースを翌日に控えた16日、熊本市内で記者会見が開かれた。

 注目は、招待選手として出場する公務員ランナー川内優輝(25=埼玉県庁)。3日の別府大分毎日マラソンを2時間8分15秒の好タイムで制し、今夏の世界選手権(モスクワ)での日本代表の座は確実だ。そのため今回のレースは「3月のソウルマラソンに向けたスピード強化の一環。スピードランナーの力を借りたい」と位置づけた。

 30キロの自己ベストは1時間30分7秒。今回は「1時間30分台でまとめたい。全てうまくいけば30分台を切りたいが、気負わず、25キロ過ぎに何とか勝負に持ち込められればいい」と冷静なレース運びを言い聞かせていた。