競歩を都会のど真ん中で開催しよう!

 日本陸連の理事会が20日、都内で開かれ、閉会間際に前会長の河野洋平名誉会長(77)が、提言するかたちで競歩競技の都内開催を訴えた。

 男子短距離やマラソンなどに比べ、注目度が低い競技だが、アジア大会メダリストの今村文男(現競歩部長)や柳沢哲ら、過去の世界選手権でのべ9人の入賞者を輩出。2月の日本選手権(男子20キロ)では、鈴木雄介(富士通)高橋英輝(岩手大)が昨季世界ランクで1、2位に相当する記録をマーク。強化指定選手で14人中、5人を占める一大勢力だ。

 20年東京五輪でもメダル獲得の有望種目だけに、注目度を上げ、選手の一層の発奮を図りたいところ。そんな思いからか同名誉会長は「競歩を都内で開催してはどうか。たとえば東京マラソンと同時開催など。注目度を、もっと上げてもいいのではないか」と訴えた。