琵琶湖からモスクワへ-。福岡国際マラソン(日刊スポーツ新聞社後援)で6位に終わった川内優輝(25=埼玉県庁)が、レースから一夜明けた3日、来年3月のびわ湖毎日に出場する意思を明かした。来年8月のモスクワ世界選手権の選考レースは、2月の東京と残り2つ(別府大分は準選考レース)。「びわ湖は(出場を)決めている。そこを軸にしてこれから考えたい」。09年2月別府大分での初マラソン以降、びわ湖毎日を走るのは初めてになる。

 この日は早朝5時から約2時間、福岡市内を走り込んだ。2日に掲げた「武者修行計画」について「100%理想の練習ができていないから、ちょっと変えなきゃいけない」と微調整する。朝食後は、午後からの埼玉・春日部高での勤務のため小走りで福岡空港へ向かった公務員ランナー。「出るからには練習の一環じゃないし、やるだけのことをやって」とラッシュの地下鉄へ消えていった。【近間康隆】