菅原文太

2003年の日刊スポーツ映画大賞で助演男優賞を受賞した菅原文太さん
2003年の日刊スポーツ映画大賞で助演男優賞を受賞した菅原文太さん

「文太兄い」。東映実録ヤクザ映画「仁義なき戦い」シリーズで主人公を演じ、世の男どもを虜(とりこ)にした菅原文太。1970年代は「仁義なき―」と「トラック野郎」で銀幕の世界に君臨した。2003年「わたしのグランパ」に出演、9年ぶりのスクリーン復帰となった。一本気な男を演じた菅原の存在感と包容力に誰もが圧倒された。日刊スポーツ映画大賞助演男優賞受賞インタビューでは「選んでくれたのは本当にうれしいよ。ただ、映画っていうのはやっぱり、若さが画面いっぱいに出ている方がいいからな。70歳にもなって、あまり華やかな場には出ない方がいい」と授賞式は欠席した。くしくもこの作品が映画出演では最後となった。

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<芸能・2003年12月6日掲載>