<全国高校ラグビー:新潟工17-12鹿児島実>◇28日◇1回戦◇花園

 鹿児島実(鹿児島)が、新潟工(新潟)にあと1歩と迫りながらも、及ばなかった。

 前半を0-12と劣勢で折り返したが、後半に猛追。同28分にSO川向瑛主将(3年)のキックパスを右WTBの松下がキャッチしそのままトライ(ゴール成功)、12-17と新潟工を追い詰めたが、数分の攻防の末、ノーサイドの笛が鳴り響いた。

 川向主将は「前半は濡れた芝生などに戸惑ったが、後半は修正できた。正月までいたかったなあ」と最後まで悔しそうだった。富田昌浩監督(35)は「先制されてあせりがあった。鹿児島のラグビーのためにもまた勉強してきます」と出直しを誓っていた。