全日本高校バレーボール選手権(通称・春高バレー、埼玉・さいたまスーパーアリーナほか)が1月5日に開幕する。女子の米沢中央(山形)は3年ぶり5度目、単独開催になって初めての全日本高校選手権に挑む。09年まで県4連覇も、昨年まで2年連続の県決勝敗退。悔しさを味わい続けてきたセンター保田茜主将ら3年生は、今夏の高校総体に続く2季連続の全国出場を決めた。高校総体1回戦は、高岡商(富山)に1-2の逆転負け。第3セットは24-26のジュースで競り負けた。だが、その教訓を県決勝(山形商戦)で生かし、フルセットの逆転勝ちにつなげた。持ち味の高速コンビバレーを、最後まで諦めない粘りで支える。

 男子を含めて東北勢で唯一、2回戦から出場。初戦は下北沢成徳(東京)と佐賀北の勝者になる。石田和也監督(40)は全国常連の下北沢成徳と予想。「自分たちのバレーを思い切ってやるだけ」と完全燃焼を期待している。保田主将は「(全国で)ベスト16が最高なので、それ以上を目指したい」とチーム記録更新を目標に掲げた。