柔道のグランドスラム東京大会(9~11日・東京体育館)の男子100キロ超級に出場する鈴木桂治(国士舘大教)が8日、東京都内で記者会見し「目標はもちろん金メダル」と必勝を誓った。同級は世界選手権4連覇中のテディ・リネール(フランス)が出場せず、日本勢最年長の31歳、鈴木は「誰が確実に勝てるかは分からない。1試合ずつ、緊張感を持って戦いたい」と表情を引き締めた。

 今大会の結果はロンドン五輪代表選考の重要な材料となる。全日本柔道連盟の吉村和郎強化委員長は「今年は海外から非常に多くの強豪が集まった。楽な戦いはさせてくれないだろう。試合内容をしっかりと見たい」と話した。