出場2回目の帝京長岡(新潟)が、初出場の北陸学院(石川)に69-60で競り勝ち、2年連続でベスト8に駒を進めた。

 帝京長岡は前半を38-30でリードするも、第3Q終了間際に北陸学院のパワーフォワード古村健一(3年)のドライブで、50-51と逆転を許した。しかし、帝京長岡は第4Qにポイントガード高橋陸(3年)のドライブ、3点シュートで64-58と、再びリードを奪うと、さらに点差を広げて逃げ切った。

 薄氷を踏む逆転勝ちに柴田勲コーチ(46)は「接戦は予想していたが、厳しい試合だった」と振り返った。試合終盤、選手たちに迷いを見てとった同コーチは「リバウンドが勝敗を分ける。マンツーマンしかないぞ」と指示を出す。すると、リバウンドを取り、走れるようになった。

 「何とかウチが上回った。ガードの高橋陸が頑張ってくれた」と、同コーチは勝利の立役者をたたえていた。