新発田商(新潟)は高知中央にフルセットの末、2-1で勝った。1回戦に続き2試合連続でフルセットの激戦を演じ、そして勝利を手にした。第1セットは持ち前のサーブで崩して流れをつかみ、25-18。第2セットは落としたが、第3セットも再びサーブで勢いを呼び込んだ。石山佑梨菜主将(3年)は「サーブから崩して、ようやく自分たちのバレーができる」と言った。

 サーブは新発田商のお家芸だった。独特のサーブ練習を積んできた成果が冬のコートで表れた。試合ではホイッスルから8秒以内でサーブを打つのがルール。新発田商は5秒のインターバルを置いて8秒間にサーブを打つ練習を連続100本行ってきた。息が上がった状態でも打ち込み、消耗した局面の踏ん張りも培った。桂山信行監督(53)は「最後まで諦めない気持ち」と勝因をあげた。