スペイン・オリンピック委員会は27日、男子テニスの元世界ランキング1位で29歳のラファエル・ナダルが8月5日に開幕するリオデジャネイロ五輪の開会式で選手団の旗手を務めると明らかにした。

 2008年北京五輪のシングルスで金メダルを獲得したナダルは12年ロンドン五輪でも旗手に起用されると当初発表されたが、大会前の故障でバスケットボール男子のパウ・ガソルと交代した。

 先のバルセロナ・オープンで優勝したナダルは、テレビ番組でドーピング疑惑を指摘したフランスの元保健・青年・スポーツ相に対し、名誉毀損(きそん)で訴訟を起こしている。

 また、イタリア・オリンピック委員会は競泳女子200メートル自由形で北京五輪女王のフェデリカ・ペレグリニを旗手に選んだと発表した。