校名変更前の湯沢北時代を含めて8年連続16度目の出場の湯沢翔北(秋田)は、主将の加藤麻里(3年)の活躍で、校名変更後初の3回戦進出を決めた。

 両チームともに相手の堅守に苦しみ、ロースコアで迎えた第4クオーター。加藤の2点シュートを皮切りに、試合の流れをつかんだ。加藤は「主将としてチームに勢いをつけることができて良かった」と喜んだ。

 湯沢翔北は、11年に湯沢北と湯沢商工が統合して開校した。明日25日の浜松開誠館(静岡)との3回戦に勝てば、湯沢北時代を含めて初のベスト8入りが決まる。樋渡真コーチ(52)は「大会前に比べて成長している」と実感を込めた。

 快進撃に応援も活気を帯びてきた。観客席には地元・秋田のなまはげも参加。加藤は「かけ声がすごい。(なまはげは)地元感が出ていてあまり緊張しない」と感謝した。