佐賀工がシード校の常翔学園(大阪第2)に完封負けを喫した。

 前半22分までは0-0の互角だったが、同23分に防御網を突破され先制トライを献上。立て続けに27分にもトライを許し、後半に引き離された。

 前半は激しいタックルで何度も相手ボールを奪取。ラインアウトでも健闘したが、常翔学園の防御が厚く、攻撃面の選択肢をことごとくつぶされた。ボーカル&ダンスユニットEXILEのバックダンサー歴を持つ高校日本代表候補SO龍野光太朗主将(3年)は「かなりディフェンスが厚かった。スキが無く、プレッシャーも激しかった」と相手に脱帽。来春からは帝京大に進学予定で「日本を背負うようなSOになりたい」と意気込んだ。

 今季は龍野を中心としたBK陣がチームの新しいスタイルを確立させた。仁位監督は「これまではFW中心でラグビーをしていた。ハンドリングだったり、スピードといったラグビーを築いてくれた」と感謝を示した。