東西のBシード対決は東京に軍配が上がった。2年連続15回目出場の東京(東京第1)が大阪桐蔭(大阪第3)を下し、初のベスト8進出を決めた。

 前半2分。ハーフラインのラックから左に4人がボールをつなぎ、FB工藤大空(3年)が先制トライ。同12分にはCTB野口幹太(2年)もトライを決めた。その後は、ピンチの場面も多々あったが得意のディフェンスラインを早く上げる「シャローディフェンス」で守り勝った。

 SHの春野日向主将(3年)は「心が折れるぐらいしんどかった。『勝ちたい』という気持ちが勝ったんだと思う。やっと歴史を変えられた」と、初の8強入りを喜びながら振り返った。

 森秀胤監督も「体をずっと当て続けた成果だと思う。大きな一歩を踏み出せた」と感慨深く語った。

 3日の準々決勝では前大会の覇者、東海大仰星(大阪第1)と対戦する。春野主将は「ここまで来たら優勝あるのみ」と気合を入れた。