U-20(20歳以下)7人制日本代表で今大会注目の石見智翠館WTB仁熊秀人(3年)がノートライに封じられた。前半5分にはモールで約45メートルの前進を許し、先制トライを献上。主導権を握られ、50メートル6秒1を誇る仁熊もいい形でボールを持つことができなかった。

 新チーム初戦となった昨年1月の練習試合では、御所実に60失点以上を喫し完敗。そこから5~6回にわたり練習試合や合同練習を行い、背中を追ってきた。仁熊は「チームのみんながゲイン(ボールを持って前進)したところで、(ボールを)もらおうというプランだった。アタックよりもディフェンスを心がけた。でも、チームを勝たせられなかったことに悔いが残ります」と振り返った。

 卒業後は筑波大に進学予定。「ボールを持ったらゲインして、自分でトライを取り切れるような選手になりたい」。高校最終戦での悔しさを、次の舞台で晴らす。