パラリンピック北京、ロンドン2連覇の元世界王者・国枝慎吾(33=ユニクロ)が、シングルス2回戦で今年の全豪オープン覇者グスタボ・フェルナンデス(23=アルゼンチン)に6-7、4-6のでストレートで敗れた。

 右肘故障からの本格的な国際大会復帰戦。昨年10月のUSTA全米選手権でフェルナンデスに敗れて以来の外国人選手との対戦だった。「このレベルでプレーすることが今回の目的。自分のペースに持って行けそうなところもあったけど、大事なところでプレーの精度を欠きました。あと3カ月あれば何とかなる感じです」。第1セット、2-5からタイブレークに持ち込む粘りを発揮し「コテンパンにやられなくてよかったです」と笑顔も見せ、課題と収穫を手にした様子だった。