テニスのアンタルヤ・オープン(トルコ)で1日にツアー初優勝を飾った世界66位の杉田祐一(28=三菱電機)が2日、3日に開幕する4大大会第3戦ウィンブルドンの会場に到着し、笑顔で会見に応じた。

 -優勝の余韻は

 杉田 すごくうれしかったけど、(ここの)会場に入ると気持ちが変わる。喜びもつかの間。

 -決勝は暑かった

 杉田 いやー、きつかったっす。44度ありました。でも、ケガはありません。

 -ツアー優勝まで11年

 杉田 長かった。でも苦労して良かった。腐りかけても(世界)50位以内に入れて(プレーが)戻ってきた経験を積める選手はいない。

 -一番苦しかった時期は

 杉田 プロ2年目。遠征に行くのもストレスで、結果が出ずに戻ってくるのはこたえた。

 -持ちこたえた理由は

 杉田 周りに支えてくれる人が多くいた。それは本当にラッキーだった。

 -松岡、錦織に並んだ

 杉田 やっぱり興奮する。誇らしいこと。ツアーでタイトルを取った選手は少ないから。

 -この先、どのように戦うか

 杉田 とんとん拍子に行くとは限らない。難しい戦いが待っているが、いろいろな経験をしたので乗り越えられる。

 1回戦では世界230位のクライン(英国)と対戦する。