柔道男子66キロ級で2012年ロンドン、16年リオデジャネイロと五輪2大会連続銅メダルの海老沼匡(27=パーク24)が1階級上の73キロ級に変更し、20年東京五輪を目指すことが6日、関係者の話で分かった。リオ五輪後初の個人戦となる8月の全日本実業個人選手権は73キロ級で出場する。

 14年に世界選手権3連覇を遂げた海老沼はリオ五輪後から実戦を離れ、6月の全日本実業団体対抗大会で復帰。数年前から体重は75キロ前後で減量が大きな課題だった。同大会後には「既に73キロ級の筋肉量があり、66キロ級では今後は厳しくなる」と話していた。

 73キロ級には柔道私塾の講道学舎出身で後輩に当たるリオ五輪王者の大野将平(旭化成)、世界選手権(8~9月・ブダペスト)代表の橋本壮市(パーク24)がいる。