フィギュアスケート女子の坂本花織(17=神戸FSC)が18日、米国で行われていたUSインターナショナルクラシックから帰国し、伊丹空港に到着した。

 国際大会初披露となった「月光」を演じたショートプログラム(SP)は5位。フリーでジャンプミスが重なり合計169・12点で4位と表彰台を逃し、演技後は涙していた。

 長旅を終え、地元関西に帰ると「次に切り替えました」と持ち前の明るさが戻った。SPに関しては「練習でノーミスもできていたけれど、それを高い確率でできるところまではいっていなかった。もっと練習したい」と気持ちを新たにした。

 次戦は10月6日から兵庫・尼崎市で始まる近畿選手権になる。18年平昌五輪代表の選考に大きな影響を持つ、12月の全日本選手権出場につながる大事なブロック大会だ。他の五輪代表有力候補選手は全日本選手権のシードや、前後に国際大会が控える関係でブロック大会を免除されるが、坂本は近畿、西日本選手権に加えて、グランプリシリーズ2試合を戦う過密日程だ。今季シニアデビューの元気印は「2週間ごとに試合が来るような感じですが、1つ1つの大会でレベルアップしていきたい」とキッパリ。実戦で成長しながら、2つの五輪代表枠を争うレースに加わっていく。