国際スケート連盟(ISU)は1日、フィギュアスケートのグランプリ(GP)ファイナル(7~9日、名古屋)に進出していた世界女王のエフゲニア・メドベージェワ(ロシア)が欠場し、補欠の1番手だった宮原知子(19=関大)が繰り上がりで出場すると発表した。15、16年大会銀メダルの宮原は3シーズン連続の出場となる。1月に左股関節の疲労骨折が判明した宮原は、11月のGP第4戦NHK杯で約11カ月ぶりに実戦復帰して5位となり、同月下旬のGP第6戦スケートアメリカで優勝した。

 来年2月の平昌五輪の金メダル最有力候補とみられているメドベージェワは今季GP2連勝を飾ったが、11月下旬にロシア連盟が右中足骨骨折を発表していた。五輪前哨戦としてGPシリーズ上位6人で争うファイナルに、日本勢は女子で初進出の樋口新葉(東京・日本橋女学館高)、男子の宇野昌磨(トヨタ自動車)も出場する。男子は金博洋(中国)の欠場が決まり、ジェーソン・ブラウン(米国)が繰り上がった。