東地区2位の福島ファイヤーボンズは群馬クレインサンダーズに76-85と敗れ、2連敗となった。

 第1クオーター(Q)に徳川慎之介(24)が7得点と気を吐き、16-12とした。第2Qはソロモン・アラビ(29)が11得点と爆発。流れをつかんだかに見えたが、終了間際にブザービートを決められて、2点リードで折り返す展開になり、相手に勢いを与えてしまった。そして、第3Q開始から歯車が狂ってしまう。

 守備から崩れた。森山知広ヘッドコーチ(HC、33)は「ディフェンスが我慢できず、オフェンスが悪い流れになった」と振り返った。容易に相手に縦の突破を許し、連続で10点を奪われた。結果、第3Q終了時には57-65となった。菅野翔太(25)は「もっと早くに修正すべきだった」と肩を落とした。

 第4Qも立ち上がりに9点を連続で失った。最大17点差と苦境に立たされた後、フリースローで1点を返すと攻守ともに波に乗り、2点差に詰めよった。だが残り34秒で相手にフリースローを与えてしまい、反撃のムードは消えた。森山HCは守備の修正を誓いつつ「同一カードでの連敗は避けたい」。首位秋田に食らいつくため、今日は勝つ。【秋吉裕介】