ロシアのコロプコフ・スポーツ相は7日、来年の平昌(ピョンチャン)冬季五輪に個人資格で参加する選手のリストを近く発表する予定と明らかにした。ロシア通信が報じた。ロシアから同五輪に参加できる選手は、ドーピング違反がないことなどの条件をクリアした者の中から最終的には国際オリンピック委員会(IOC)が決める。

 ロシアは平昌五輪への参加問題について、12日に予定される選手らも出席したロシア・オリンピック委員会の総会で最終決定するとしているが、コロプコフ氏は「正式には総会で発表予定だが、(発表は)総会前の可能性もある」と話した。

 ロシアは国家ぐるみのドーピング問題でIOCが5日に発表した処分により、ロシア選手団としての平昌五輪参加は禁じられたが、国旗や国歌を使用できない個人資格での参加は認められた。ロシア政府は選手の意思を尊重する方針を示している。