フィギュアスケート男子の羽生結弦(23=ANA)に、66年ぶりの五輪連覇への道が開けた。日本スケート連盟は24日、東京・武蔵野の森総合スポーツプラザで行われた全日本選手権終了後、18年平昌(ピョンチャン)五輪代表9人を発表。男子はけがで全日本を欠場した羽生が選ばれた。

<羽生右足首負傷からの経緯>

 ◆11月9日 GPNHK杯の公式練習の際、4回転ルッツで転倒し、右足首を負傷。

 ◆同10日 右足関節外側靱帯(じんたい)損傷と診断され、NHK杯欠場。

 ◆同12日 日本連盟を通じ、10日間の絶対安静、全治約3~4週間と追加の診断を発表。「何とか全日本までに間に合うよう治療・リハビリに努力いたします」とコメント。

 ◆12月10日 「だいぶ良くなりましたが、まだ痛みがあるため、氷上練習は出来ていません」と談話を発表。全治4週間の予定を過ぎても氷上練習を再開していないことが判明。

 ◆同13日 「通常の捻挫よりも治りが長引く靱帯を損傷していることが分かりました」と談話を発表。

 ◆同14日 「当初の診断は3~4週間ほどで元に戻るということでしたが、通常の捻挫よりも治りが長引く靱帯を損傷していることが分かりました」と回復が遅れている理由を追加発表。

 ◆同18日 全日本欠場を発表。「全日本に向け、治療とリハビリに取り組んでまいりましたが、断念せざるを得なくなりました」とコメント。