全国高校ラグビー大会は8日、大阪・花園ラグビー場で19大会ぶりの大阪勢同士の決勝が行われる。3大会連続決勝進出の東海大仰星(大阪第2)は7日、大阪桐蔭(大阪第1)との決戦を前に枚方市内の同校でミーティングを含めた約4時間の練習を実施した。

 雨が見込まれる8日の天気予報を受け、水でぬらしたボールを使用するなど念入りにゲームプランを確認。CTB長田智希主将(3年)は「雨の中だったら、パスの数を少なくしたり工夫したい」と対策を口にした。

 前回大会は決勝で東福岡に敗れて準優勝。2大会ぶり5度目の優勝へ、今年は大阪のライバルを上回りたい。3年連続で決勝のメンバーとなる予定の長田は「1年の時はベンチで見ることしかできなかったけれど、日本一になって全員が笑顔にあふれていて『3年になって(優勝を)取りたい』と思っていた。絶対に勝って、スタンドも笑顔にしたい」とキッパリ。湯浅大智監督(36)は「やるべきことをキチッとやる。一生懸命やり続けるしかない」とひたむきさを求めた。