バスケットボール男子のBリーグで14日に開催されるオールスター戦(熊本県立総合体育館)の出場選手らが13日、熊本地震の復興支援活動として熊本県益城町の仮設住宅を訪問、地元の児童ら約40人と交流した。炊き出し、遊具寄贈などがあり、田臥勇太選手(栃木)は「みんなに元気になってもらえたらうれしい。一緒に前向きに頑張っていきたい」と語った。

 地元チームの熊本に所属する小林慎太郎選手は「仲間が集まってくれて、子どもたちの目も輝いていた。震災を風化させず前に進むことが大事」と話した。益城中央小6年で女子バスケット部主将の平山侑莉さんは「地震から約2年たって、前向きに必死にバスケに取り組んでいます。楽しかった」と笑顔を見せた。

 この日は九州北部の豪雨災害に遭った福岡県朝倉市でも、選手による復興支援活動が行われた。Bリーグの大河正明チェアマンは「社会的使命としての活動。継続的にしていきたい」と述べた。

 オールスター戦には被災した子どもたちや家族が招待される。