東地区首位の秋田ノーザンハピネッツが、今季最少50失点で仙台89ERSを圧倒し、5連勝とした。開始2分間で8失点するも、メンバー変更などで気持ちを引き締め直し、その後の前半18分間はわずか8失点。それでも後半の競る展開に、ジョゼップ・クラロス・カナルス・ヘッドコーチは「後半も同じように安定した力でやってもらわないと」と引き締めた。

 第2クオーター(Q)で勝負を決めた。18-14から小野寺祥太(23)、田口成浩(27)の連続3点シュートなど14連続得点。守りでも意識徹底したポジショニングなどで同Qは4失点と封じて、強さを誇示した。仙台に前半だけで3度も時間内にシュートを打たなくてはいけない「24秒ルール」を適用させたことは、堅守の象徴だった。

 チーム最多12得点の小野寺は「守備面でもコミュニケーションが徹底できていることが連勝につながっている」と手応えを得ている。今日28日も仙台と対戦する。第3Qに主力の谷口大智(27)が負傷退場した不安要素もあるが、田口主将は「プレーオフ進出、優勝が目標。1試合1試合プレーするだけ」と力強く突き進む。【鎌田直秀】