新潟アルビレックスBBは17、18日の第20節、名古屋ダイヤモンドドルフィンズと新潟市東総合スポーツセンターで対戦する。昨季まで名古屋Dに13年間在籍したパワーフォワード(PF)鵜沢潤(36)が連勝を誓っている。前回アウェーでの対戦は1勝1敗。ホームで連勝し、古巣に恩返しをする。

 意識しないわけにはいかない。「まず頑張っている姿を見せたい」と、鵜沢は純粋な気持ちで古巣との一戦に臨む。中地区5位の新潟と同3位の名古屋Dは3ゲーム差。連勝がチャンピオンシップ進出圏の地区2位に浮上する足掛かりになる。

 前回は「興奮して空回りした」と、2試合とも無得点でリバウンドの合計は7。「ちょっと消極的になっていた」。インサイドの起点になり、外角のシュートによる得点も期待されているが、どちらも果たせなかった。その反省から積極的に得点を狙う意識を持った。

 全体練習後、40分ほどシュートの打ち込みを続けてきた。試合のシチュエーションを想定して丁寧にリングを狙った。短距離ダッシュも取り入れ、体の切れを良くした。「点の取り合いにならないように、しっかり守って勝つ」。それを実践し、自身の存在感を示すつもりだ。【斎藤慎一郎】