レスリング女子五輪(オリンピック)4連覇の伊調馨(33=ALSOK)を巡るパワーハラスメント問題で、日本レスリング協会の強化本部長を辞任した栄和人氏(57)が監督を務める至学館大が9日、報道陣向けに文面を発表した。

 「学生、選手たちが穏やかな環境でそれぞれの夢を追うことができること、これを確保することが私の仕事であり願いです。至学館レスリング部においては、現役の選手たち全員が今後も栄監督の指導を受けることを望み、健全なチームづくりの当事者としての責任を果たす意志を表明しております。これら選手たちの想いを尊重し、今後も栄監督には、至学館レスリング部の指導を託します。尚、伊調馨氏が練習再開の表明をされたことは喜ばしく、今後の活躍を期待します」と記した。