千葉ジェッツが、激戦の東地区で優勝を決めた。西地区王者の琉球ゴールデンキングスに勝利し、bjリーグ、NBL時代も含めてクラブ初の地区優勝を手にした。昨季のチャンピオンシップ(CS)進出クラブが6クラブ中5クラブという激戦区で頂点をつかんだ。

 第1クオーター(Q)、第2Qともに、一進一退の攻防を繰り広げる。第2Q、石井講祐(30)が2本の3点シュートを決めるなど8得点。前半を34-35で折り返した。第3Qも52-54と食らいつき、迎えた第4Q。琉球に開始から2分間得点を許さず、逆転に成功。けがから復帰した司令塔西村文男(31)も3点シュート。さらに石井は、3点シュートを外した場面で自ら執念のオフェンスリバウンドを取り、レオ・ライオンズ(30)のダンクシュートをアシストするなど気迫のこもったプレーを続けた。残り4分48秒、ライオンズ、富樫がオフェンスリバウンドを取り千葉ボールを死守。セカンドチャンスでまたしても石井が3点シュートを決めるなど、超満員の千葉ブースターの前で熱いプレーで琉球を圧倒した。