アメリカンフットボールの定期戦(6日)で日大選手に悪質な反則行為を受けた関学大が17日、兵庫・西宮市の同大学で2度目の記者会見を行った。

 関学大の小野宏ディレクターは告訴に関して「(悪質タックルを受けた)ご本人やその家族(の判断)で、我々からの言及は避けさせていただきたい。当初の段階で(日大に送った抗議文の最後に)『弊部および当該選手の保護者は本件をスポーツの範ちゅうを超えた傷害事案と捉えており、関係各署への通告も検討していることを申し添えます』としていますが、状況は変わってきている。(タックルをした)本人はもちろん悪質だが、それ以外の要因も絡んできている」とし、さらに詳細な回答書が日大から届く24日を待つ判断とした。

 関学大は6日に都内で行われた日大との定期戦において、2年生QBが相手DLの意図的にも見える背後からのタックルを受けて負傷退場。全治3週間のけがを負った。試合後には内田正人監督が「うちは力がないから、厳しくプレッシャーをかけている。あれぐらいやっていかないと勝てない。やらせている私の責任」などとプレーを容認するような発言をしていることが明らかになっている。