アメリカンフットボールの定期戦(6日、都内)で日大選手から悪質な反則行為を受けた関学大が17日、兵庫・西宮市の同大学で2度目の記者会見を行った。15日夜に日大から受け取った抗議文の回答書を公開したが、具体的な経緯や見解は盛り込まれておらず、鳥内秀晃監督(59)は直接の謝罪や説明がない日大の内田正人監督(62)に怒り心頭。日大は24日までに追加回答を行う意思を示しており、関学大は刑事告訴や来年度以降の定期戦拒否など対応について保留とした。

 日大は17日、近日中に内田監督を含む責任者が負傷した選手や保護者、関学大を訪れて謝罪する方針だと明らかにした。加藤直人部長名でマスコミ各社に「近日中に弊部責任者が負傷された選手及び保護者の方並びに関西学院大学アメリカンフットボール部へお伺いし、謝罪させていただく所存です」とファクスを送付した。追加の反則を犯した日大の選手を含む関係者全員からの聞き取りが完了しておらず、早急に作業を進め、24日をめどに関学大が求めた再回答に応じる予定だ。