第21シードの大坂なおみ(20=日清食品)が世界ランク92位のソフィア・ケニン(米国)に6-2、7-5の2-0と完勝し、初のシード入りを果たした4大大会で好発進した。

 第1セットは圧倒、第2セットは1-5から驚異の6ゲーム連取。最後はクロスへ角度をつけたサービスリターンを決めて、初戦を制した。相手のケニンは世界ランクこそ低いが、昨年全米で3回戦進出した強打の持ち主だった。2-0の完勝も「ちょっと難しかった。でも勝ったのでよろしい」と謙虚な言葉を日本語で口にした。

 この日は「なおちゃん 頑張って」など日本語の声援も多かった。声援は力になったようで「本当にうれしい」と感謝した。幸先のよいスタートに笑顔があふれた。次戦は世界ランク53位ザリナ・ディアス(カザフスタン)との対戦が決まっている。