24歳のドミニク・ティエム(オーストリア)が3度目の対戦で錦織圭(28=日清食品)に初勝利し、3年連続の8強入りを果たした。ハイレベルな戦いを制し「(錦織は)第1、第2セットと本調子ではなかったが、そこから上げてきた。最後も際どい勝負だった」と振り返った。

 最速217キロのサーブで9本のエースを奪取。第1サーブが入った際の得点率は84%と、リターンが武器の錦織を苦しめた。晴天で乾燥した赤土は強烈なトップスピンのショットをさらに高く弾ませ「このコンディションは好き」と天候も味方にした。