フィギュアスケートの全日本シニア合宿が24日、長野・軽井沢で公開され、17年4大陸選手権女王の三原舞依(18=シスメックス)が、今季のフリープログラムは昨季と同じ「ガブリエルのオーボエ」を継続して滑ると明かした。「もう1年しっかりやる。昨年と同じと思われないように、気持ちを乗せて滑りたい」と語った。

 目指すのは、原点回帰の「楽しむ」演技だ。関節が痛む難病を抱えながら、16-17年シーズンにシニアデビュー。4大陸選手権を制して一気に五輪有力候補に躍り出たが、昨季の五輪シーズンは重圧で力を出し切れず、代表の切符をつかめなかった。「昨年は考えすぎてしまった。2年前のように、スケートが好きという気持ちをのせて滑りたい」と、まっさらな心で22年北京五輪に向け再スタートする。