男子200メートル個人メドレーで、2016年リオ五輪金メダルの萩野公介(23=ブリヂストン)は、1分56秒66で3位にとどまった。

 9日の400メートル個人メドレーで敗れたライバルのケイリシュ(米国)にリベンジを果たすつもりだったが、返り討ちにあった。それでも「悔しい思いもあるが、次につながる」とさばさばとした表情で話した。

 まさに9日の再現のようだった。前半は積極的に飛ばし、先頭に立ち引っ張ったが、得意の背泳ぎで「ちょっと力んでしまった」と話したようにいつものような伸びを欠き、ライバルが得意とする平泳ぎで一気に突き放され、最後はラーキン(オーストラリア)にまで交わされた。「手と足がバラバラになってしまった」と反省が口をついた。

 ただ、400メートル個人メドレーも含め、積極的なレースを展開したのは、20年東京五輪を見据えてのもので悲観の色はない。約1週間後に迫ったジャカルタ・アジア大会では、敗戦を糧に金メダルを奪いにいく。

 瀬戸大也(24=ANA)は4位とメダルを逃した。