高校生以来というショートカットにイメージチェンジして試合に臨んだ奥原希望(23=日本ユニシス)が、香港選手の途中棄権により、2回戦に進んだ。

奥原にとっては「鬼門」といえる大会だ。前回は大会途中で右膝をけがし、準決勝を棄権。16年リオデジャネイロ五輪で銅メダルを獲得した直後の前々回は準々決勝で山口茜に敗れた。

この日のプレーを「まだまだ課題が残る」と厳しい表情で振り返り、「(ヨネックスOPは)苦しい大会のイメージがあるので、自分らしい試合をして戦いきるのが目標」と語った。

春先に胸近くまであった髪は、どんどん短くなり、今大会前にとうとう高校以来のショートカットとなった。「イメチェンみたいな感じでいろいろやりたくて。(ショートは)夏ぎりぎり滑り込んだ感じ」と笑いながら理由を語った。ただ、周囲からは長めの方がいいとの声が多く、「伸ばさないとだめかな」と悩み中。プレーと同様、髪形もベストなスタイルを模索している。