織田憲子、息子の信成両コーチの門下生、滝野莉子(16=関大KFSC)が56・49点で浮上のきっかけをつかんだ。

冒頭でルッツ-トーループの連続3回転ジャンプを着氷。「アベマリア」を大きなミスなく演じ「6分間練習でいつもより調子が悪くて、怖さがすごくあったけれど、思いっきりできました」と笑顔を見せた。

今季はジュニアグランプリ(GP)シリーズ第2戦オーストリア大会で7位。悔しさを胸に帰国し、そこからは氷上以外での練習も見直して、心肺機能を強化した。

今季の目標は世界ジュニア選手権(19年3月、クロアチア)出場で、1つ1つの戦いを乗り越えていく必要がある。7日に控えるフリーも「今までなかなかうまくいくことが少なかった。100%を出せるようにしたい」。考え方はシンプルだ。