卓球女子の伊藤美誠(17=スターツ)が9日、10月24日(女子は25日)に開幕する新リーグ「Tリーグ」への参戦を見送ることを、所属先のスターツから発表された。

リーグは、参戦の要請をしてきていたが、20年東京五輪出場、そして、金メダルに向け、熟考した結果、辞退を決めた。5日に石川佳純(全農)が正式に参戦を表明しており、伊藤の動向が注目されていた。

伊藤は所属先を通して、「いつもたくさんの応援、ありがとうございます。Tリーグ開幕にあたり、参戦要請をいただいたことはとてもうれしく、大変光栄に思っています。参戦に関してはとても悩みましたが、私は小学生からの夢『オリンピックで金メダル』を実現させるため、またこれまで私を育てくださった卓球界へ恩返しするためにも、2020年の東京オリンピックで金メダルという結果を出すことが一番と考え、それまでの限られた時間を強化に専念すると決めました。この決断をご理解いただき、あたたかく見守り応援してださる日本卓球協会様、そして、スポンサー各社の皆様にも大変感謝しています。Tリーグ発足は卓球界にとって新たな一歩で、私も大変うれしく思っています。近い将来、Tリーグに参戦させてもらう機会がありましたら、皆様に私のプレーを見ていただきたいと思います。いよいよ、年明けから東京五輪の選考レースが始まります。応援してくださる皆様の期待に応えるためにも、自分らしく頑張ります。これからも応援よろしくお願いします」とコメントを発表した。