体操世界選手権(25日開幕、ドーハ)の女子日本代表が11日、東京都内の味の素ナショナルトレーニングセンターで試技会を行った。

この日は5人の代表中、杉原愛子(19=朝日生命)が腰痛のため、演技を回避。エースの村上茉愛(22=日体大)が右足首のけがから復活したばかりと、不安要素を抱えたまま、14日にドーハへと出発する。

パワハラ告発を受け職務一時停止となっている塚原千恵子強化本部長の代わりに監督を務める田中光氏(46)は「不安な面がないかといえばある」と話した上で、「チーム戦は、あきらめず粘り強くやるのが大事」。団体戦では、3位以内に東京五輪出場枠が与えられるが、「とにかく予選通過」と上位8チームによる決勝進出を目下の目標に掲げた。