女子マススタート(16周)は、平昌五輪(ピョンチャンオリンピック)の覇者、高木菜那(26=日本電産サンキョー)が、貫禄勝ちした。

最初は集団の中で追走したが、6周目から加速すると、平昌五輪代表の佐藤綾乃(高崎健康福祉大)もその動きに反応し2人で抜け出した。半周ごとに2人で先頭を入れ替えながら後続をどんどん突き放した。

ラスト1周は平昌五輪で金メダルを獲得した団体追い抜きメンバー2人のガチンコ対決。高木が再加速し仕掛けると佐藤が遅れ、女王に軍配が上がった。高木は「(2人で行ったのは)流れです。高校生や大学生に負けちゃいけないと思っていた。2人で強さを見せられたらいいなと思っていたので良かった」と振り返った。

2位だった佐藤も敗れたとはいえ納得顔。「最後は疲れ果ててしまっていた。でも、楽しかったですね」と笑顔を見せた。

男子マススタートはウィリアムソン師円(日本電産サンキョー)が制した。