自転車トラックワールドカップ(W杯)第1戦がフランス・パリ(サン・カンタン・アン・イヴリーヌ)で行われ、男子ケイリンで脇本雄太(29=福井)が金メダルを獲得した。脇本の金メダルは、昨年12月のW杯第4戦チリに続いて2度目。

脇本は、予選5着ながら敗者復活戦を逃げ切り、準決も逃げて突破。決勝では3番手の絶好の位置取りからのまくりで後続を振り切った。脇本は「敗者復活戦で何かが吹っ切れたというか『自分は挑戦者ではないんだ、挑戦を受ける立場なんだ。だから小さい競走をしてはいけない』と思った。1回目のメダルがまぐれではないと、これで証明できて良かった」とコメントした。

なお、世界選手権ケイリン銀の河端朋之(33=岡山)は10位となり、世界で唯一、2人がトップ10入り。東京オリンピック出場へのポイントで大きく前進した。