世界ランキング11位の第5シード、錦織圭(28=日清食品)が同7位で第1シードのドミニク・ティエム(オーストリア)に6-3、6-1で勝利し、4強入りを決めた。

錦織は第1セットの第1ゲームをラブゲームでキープする。幸先の良いスタートを切り、第2ゲームでブレークに成功すると第5ゲームまでを一気に連取。第6ゲームからは3ゲーム連続で奪われたものの、第9ゲームはジュースの末に、バックハンドのクロスリターンの応酬から鋭くストレートに切り返しキープ。6-3で第1セットを奪った。

第2セットも第1ゲームをジュースの末にブレークすると4連続で連取。その後も正確なショットでティエムを揺さぶり、危なげなくポイントを重ねた。

錦織は年間成績上位8人によるATPツアー・ファイナル(11月・ロンドン)進出を目指しており、その8枠を争うティエムを撃破したことは大きな勝利となった。