男子の開志国際は決勝で帝京長岡に75-54で勝って2連覇。2年連続3度目のアベック優勝となった。男女上位3校は25日から開かれる北信越大会(福井県営体育館)に出場する。

終わってみれば75-54の21点差の圧勝だったが、男子の開志国際は序盤、苦しんだ。外角のシュートが入らず、帝京長岡を追いかける形になった。第2クオーター(Q)終了時点で28-30。前半は我慢を重ねて、後半に逆転すると一気に突き放した。

その立役者がPF板沢明日起(2年)だった。第3Qの終盤に46-45にすると、ゲームの流れを一気に引き寄せた。同Qの残り時間1分を切ってから、オフェンスリバウンドを拾って得点するなど、2連続ゴール。「自分の仕事はリバウンドとディフェンス」と、地味な役割でチームを支えるPFが、チームを勝利へ軌道修正した。

富樫英樹監督(56)は「いいところでムードメーカーになってくれたが、チームの流れを、当たり前に作れる選手」と板沢の活躍を評した。