フリースタイルスキー女子ハーフパイプの14年ソチ・オリンピック(五輪)銅メダリストの小野塚彩那(30=石打丸山ク)が24日、自身のブログを更新し、24日(日本時間25日)の最高峰のプロ大会「冬季Xゲーム」(米コロラド州)を最後に第一線から退く意向を表明した。

「ハーフパイプのコンペシーンより一線を退くことを決意致しましたことをご報告させて頂きます」とつづった。今後は地元である新潟・南魚沼に戻り、競技の普及や後進の育成、プロ活動に努めるという。「、アルペン、技術選、ハーフパイプを経験し、第4章のスキー人生のスタートとなります」とした。

2歳からスキーを始めた小野塚は速さを競うアルペンスキーで活躍していたが、フリースタイルスキーのハーフパイプがソチ五輪から新種目になることを契機に転向。当初は海外遠征費など資金面での苦労が絶えなかった。自身のアルバイトや後援会のサポートを受け、限られた海外遠征の中で力を伸ばした。17年世界選手権で金メダル。2度のW杯種目別総合優勝も果たした。18年平昌五輪は5位。同種目をけん引する存在だった。