競泳男子の小関也朱篤(26=ミキハウス)が18日、米アリゾナ州フラッグスタッフでの高地合宿に向けて出発した。

世界選手権韓国大会(7月)の代表選考を兼ねた日本選手権(4月、東京辰巳国際水泳場)に備えて、約1カ月間のトレーニングを行う。ここ2年は左膝に痛みを抱えていたが「痛みが減っているので、泳ぎがスムーズになってきた。パワーの発揮と推進力をさらに強化していきたい」と意欲的に話した。

小関は、12日に白血病を公表した女子の池江とともに日本代表で国際大会を戦ってきた。12日は公開練習を行っており、池江のツイッターでの公表からわずか40分後のタイミングでテレビ局から質問を受けた。突然のことに「白血病? 池江が? 本当ですか」と絶句。大きな衝撃を受けている映像を見た池江の方から「頑張ります」というメッセージが届いたという。

小関は「焦らずにゆっくり治してほしい」と返信した。その上で、この日「彼女はこれからの若い選手。東京五輪はいったん置いておいて、病気を治してほしい。無事を祈るばかりです」と口にしていた。