F組3位の日本が、ワールドカップ(W杯)出場をかけたアジア2次予選、同組2位のイラン戦の前半を55-45で折り返した。18年9月の対戦時には、日本人2人目のNBA選手となった渡辺雄太(24=グリズリーズ)、米ゴンザガ大の八村塁(21)の2人がそろったこともあり70-56で勝利している。今回2人が不在のなかでBリーグ組で戦いに臨む。

第1クオーター(Q)、先発は、富樫勇樹(25=千葉)、比江島慎(28=栃木)、田中大貴(27)、竹内譲次(34=ともにA東京)、ファジーカス・ニック(33=川崎)。出だしから比江島が好調をキープ。2点シュート2本、3点シュート2本を決め、シュート決定率100%で12得点を挙げる。35-28でイランを引き離す。

第2Q序盤、相手から固い守備のプレッシャーをかけられ、日本は外からシュートを打たされる時間が続く。それでも点差をキープし続け、残り4分8秒、ファジーカスが相手ゴール下でディフェンスリバウンドを取り、馬場雄大(22=A東京)へ素早くロングパス。ゴール下に走り込んだ馬場は得意の右手でダンクシュートを沈め、大きくガッツポーズ。ファジーカスも巧みに相手のファウルを誘い、日本の流れに引き込む。