レスリング男子グレコローマンでリオデジャネイロ五輪銀メダルの太田忍(25=ALSOK)が5日、2試合を戦った欧州転戦から帰国した。

主戦の60キロ級ではなく63キロ級で優勝と準優勝。2大会目のブルガリアでの国際大会決勝では世界王者に苦杯も「知らないローリングで回された。敗因ははっきりしている」。

むしろ、1つ上の階級でもスタンドでの攻防は負けず、「あらためて健一郎ってつえーな」と、東京五輪代表を争う後輩の文田の名前を挙げた。昨冬の全日本選手権で破れ、6月の全日本選抜、プレーオフでの連勝が代表権へ必要。「世界も健一郎に勝てば大丈夫」と標的により焦点を合わせて、対策を練る。