女子テニスで、BNPパリバ・オープン(米インディアンウエルズ)に出場している世界1位の大坂なおみ(21=日清食品)は、日本時間10日午後1時(現地時間9日午後8時)以降開始のセンターコート最終試合に初戦が組み込まれた。大坂は、同65位のムラデノビッチ(フランス)と対戦する。

ムラデノビッチとは、1月の全豪優勝後、初めて出場した2月23日閉幕のドバイ選手権の初戦で対戦。18年全米、19年全豪優勝を後押ししたサーシャ・バイン氏とコーチ契約を解消し、専属コーチなしで初めて挑んだ大会で、ストレート負けを喫した。2大会連続で、初戦で対戦することになる。7日に行われた会見では「(ドバイとは)違った対戦になる。楽しんでやりたい」と話した。また、新コーチとなったジェンキンス氏と初めて挑む大会ともなる。

大坂は、昨年のこの大会で自身初のツアー優勝を遂げて、全米、全豪制覇の足がかりとした。そのため、今大会後に、昨年優勝して稼いだ世界ランキングのポイント、1000点が失効する。他の選手の結果にもよるが、自力で世界1位をキープするには優勝しかない。世界1位維持に正念場の大会となるが「昨年の優勝を守ろうとは思わない。新たな優勝を勝ち取る感じ」と、新たな気持ちで挑む構えだ。