フィギュアスケート男子で世界選手権初優勝を目指す宇野昌磨(21=トヨタ自動車)が21日、会場のさいたまスーパーアリーナ内にある練習用リンクで公式練習に臨んだ。同日夜のショートプログラム(SP)に向けて、いつものように短い時間で集中して最終調整した。

SP「天国への階段」をかけての通しでは、4回転フリップに成功。4回転-3回転の連続トーループを着氷が乱れながらもまとめ、トリプルアクセル(3回転半)を華麗に決めた。ジャンプ3本を終えると、曲がかかっている間に乱れていた4回転-3回転の連続トーループを跳びなおし、きっちりと成功させた。

午後0時20分から始まった30分間の練習だったが、同42分には切り上げ、最終組6人で最初にリンクを離れた。SPは31番滑走で、30番を滑る故障明けの羽生結弦(ANA)の直後に演技する。